行きはよいよい帰りは怖い
本日もご訪問ありがとうございます。『恋の鉄人285』です。※このブログに初めて訪問された方はコチラ【第一話】
【第七十八話】
前回までの恋の鉄人285は。。。) 今回仲良くなったのはi美さん。この人も心に傷を負う女性でした。私の放っておけない悪い癖が顔を出し、引きこもりと自負しているi美さんを街へひっぱり出します。最初は久しぶりの外出に緊張していたのですが時間の経過と共にリラックス。そして2回目の映画デートも問題なく過ごした私たちでした。
2回目のデートで、楽しげに振る舞うi美さんの表情を見て、次も会いたいなと思ってしまう私がいました。でも、彼女は幸せが怖いと言う。そんな気持ちは私には理解できない。であれば理解できるまで並走するしかないか、という前向きかのかどうなのかわからない理解で、相変わらずi美さんとのチャット時間を楽しんでいました。
そんなある日のチャットの話の流れでiさんに「今、特に行きたいところはないの〜?」と問うてみました。すると「温泉に行きたいかなぁ。私、タトゥーあるから、温泉とか行けないしね」という答え。「なるほど。じゃあ、温泉付の部屋がある旅館とかならええんやない?なんならいっしょ行く〜?」「あぁいいねぇ。でも、そんなお金持ってないし」「当然、旅費はこちら持ちで」「てか付き合ってもないのに温泉旅館に行くって、何もなしでいられるの?」「そこは流れに任せるということで?(笑)」「まぁ、その間チャットもできないし、お小遣いアリなら(笑)」「あい。りょーかーい」・・・などと、互いにフリーだからこその軽いノリで一泊二日の温泉旅行に出かけることになりました。
あまり地元から離れるのもどうかということで、関西圏でありながら結構いくつもの山を抜けていく自然豊かで、かつ日本海にほど近い温泉宿をとりました。
いつものようにi美さんの最寄駅まで迎えに行き、大阪駅から発車する特急のホームに2人で降り立ちます。季節は初夏。ありがたいことにこの日は快晴。特急の指定席に落ち着いた彼女。長いことまともに浴びていないという日光にさらされても、まんざらでもない様子。


イヤホンの片方ずつで音楽を聴きながら、お互い乗車前に買い込んだ雑誌を広げて読み進めるうちに、車窓から流れる景色は都会からどんどん緑一色に変わっていきます。お昼近くになり、それぞれの好みで買った駅弁を広げて食べていると、なんとも言えないほんわかした気持ちになります。i美さんは写真が趣味とのことで、持ってきたデジカメで車窓から見える景色をいくつもおさめていました。側から見れば、私たち2人がまさかパートタイムな関係だなんて想像もつかないはずで、普通に仲のいい歳の差カップルにしか見えなかったことでしょう。
数時間かけていくつも山を越えて着いた目的地の最寄駅は、情緒漂う駅舎でした。そこでも興味深そうにシャッターを切りまくるiさんを横目に、明日に乗車する特急券を入手し、待ってくれていた旅館の送迎バスに乗り込んで宿に向かいます。しかし田舎すぎて車窓から見る限り、周りに店や食事処はほぼなさそうで、そこにはただただ自然豊かな景色が広がるのみです。
チェックインして通された部屋に行くまでにも、芝が手入れされた中庭を通るなど粋な演出が見られ、部屋も広く、和室のリビングには大きなテーブルが鎮座し、寝室は奥に別でベッドが並んでいます。もちろん、個室温泉つきです。
まったりしたいところですが、そうしてしまうと出かけたくなくなるかもということで、せっかく日本海も近いし散策しようと、カメラ片手に宿を離れて2人で歩き始めました。車も殆ど通らない田舎の街中をしばらく歩くと正面に砂浜が現れます。この広い砂浜、季節的にまだ閑散としていましたが、シーズンになれば海水浴客でごった返す様子が容易に想像できます。ネコ好きなiさんはネコを探して浜辺一帯をうろつきますが、なぜかこの辺りにはまったく見当たりませんでした。そのうち、予定していた夕食の時間が近づいたのでネコ探しを諦め、宿に戻ることに。

夕食は宿内の食事処に行って食べるのですが、レビューで書かれていた通り、尋常じゃないボリュームの料理が提供されていました。中身はほぼ魚と野菜で構成されていて非常にヘルシーなもの。それでも部屋へ戻る際は2人ともお腹はパンパン状態でした。
満腹で部屋に戻った私たちは、あらためて結婚と離婚に至る経緯をお互いに語り合っていました。何度聞いても彼女の元の旦那さんはi美さんの味方になってあげられなかったのかと残念な気持ちになります。なぜなら、彼女は旦那さんのことは嫌いではなかったようですから。旦那さんがi美さんの味方になって親と決別していれば、彼女はここまで苦しまずに済んだはずです。
テレビを観ながらゆっくり話していたらあっという間に周りは真っ暗に。「いっしょにお風呂入る〜?」と冗談まじりに言ってみると「電気を点けないならいいけど〜」とあっさり(笑)。潮風を浴びた体を互いに流し合い、温泉風呂に浸かりゆったりとした時間が過ぎていきます。
長湯のできない私は先にあがり、冷たい飲み物を口にしていると、iさんも「私も飲みたい」と2人でまったり。そして無言の状態から2人でベッドに横たわって大人の時間・・・。電車に長い時間揺られていたせいもあるのでしょうか、2人ともそれぞれのベッドでいつの間にか深い眠りについていました。
夜中に喉が渇いて目を覚ました私がまた飲み物を飲んでいると、i美さんの携帯がけたたましく鳴り始めます。アラームにしては変な時間だし、どうしたらいいものかと焦っていたところ、彼女も目を覚まし「携帯持ってきてくれる?」と。手渡した携帯を止め「充電器がおかしいみたい。私も喉渇いた」と言うiさん。結構真夜中に起きてしまった2人が軽い世間話と、枕元に置いてあるメモで絵の描きあいなどで楽しんでいるうちに、また2人はそのまま重なり・・・。いつ寝入ったのかも覚えていないけれど、今度起きたのは彼女の「ごはん行くよ」という声ででした。


夕食と同じくらいのボリュームの朝食にまたお腹は満腹状態。でも、チェックアウトは通常通りの10時。そんなに余裕はありません。でも、私はこの1日、i美さんといっしょにいて、やはり彼女のことが気になり始めていました。でも、それを口にすると、そもそも彼女は「幸せが怖い」と言っていたし、すべてが壊れそうな気がしていました。でも、チェックアウトがあと数十分に迫ったところで、意を決して彼女の側へ寄っていき、それでもなかなか言い出せない私の態度を見て「じゃあいいよ、早くして」と服を脱ぎ始めたのです。「いやいやちがうちがう」と心の中で言っているものの、正直、彼女とのそれは、私の経験の中でもすごく“いい”ものだったので、そのまま応じてしまったのです。でもi美さんに「もっと淡白かと思ってたのに」と呆れたような言い方をされ、一気に元気をなくしてしまった私。そのせいで空気は一気に悪くなってしまい、帰りの電車では殆ど口も聞かず、疲労感だけが漂っていました。
さらに途中、乗り継ぎの特急が突然運休するなどのトラブルがあり、変更手続きで変に待ち時間ができたり、帰る日が曇天だったせいか代わりに乗った特急の車内が妙に冷え込んでいたりと踏んだり蹴ったり。i美さんが素足に短パンを履いていたこともあってずっと寒そうにしており、なんだか申し訳なさと後悔とで、楽しいはずが最終的には苦い思い出旅行になってしまいました。
帰ってからは予想通り彼女は風邪をひいてしまい、しばらく連絡も控えていました。チャットにもなかなか姿を見せない彼女に久しぶりにメールをすると「私は色々ありすぎて・・・」と。どうも前出のZ子さん(【第七十三話】参照)と同じように、ある特定の相手と契約のようなものを交わしたとかで、ほかの人とは話せないとのことでした。そこまで経済力のない私にはどうすることもできません。結局、彼女ともそのまま話さない時間が流れ、そのうち音信不通になりました。
LINEに彼女のリストは今でも残っており、プロフの写真を見る限り、2人の子どものママになっている様子。やはり、子どもができなかったのは、元旦那のせいだったようですね。もちろん連絡をとっているわけでなく詳細はわからないですが。幸せに暮らしてくれていることを心から願いたいです。
【第七十九話】に続きます・・・。
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