【恋鉄・恋愛ブログ】第百三十九話〜登場人物のおさらい３

Ｎ歌さん【第五十五話】から登場。
Ｅ加さんとのこと(【第五十三話】参照)があって以来、『ライブチャット』で女性と仲良くなっても、やたらと恋愛モードに突入すべきでないと学習した私は、純粋に会話を楽しんで、あとは風まかせ、のような境地に変わっていった。そんな最中に出会ったのが南部住まい・20代前半(当時)のＮ歌さん。彼女はまさに絵に描いたような天真爛漫てんしんらんまんな女性で、笑顔の素敵な、話すごとに癒される存在だった。そんな彼女と思いのほか仲良くなり、でも実は彼氏と同棲中の身。その彼氏が私と彼女が仲良くなり過ぎたことに憤慨ふんがい。Ｎ歌さんはそれに反発して実家に戻り、母親に相談して私と会えるよう画策かくさく。新幹線で行き来する距離ながら、無事に初めて顔合わせした日から、私たちは相思相愛になり、数ヶ月交際することに。だが、ある日を境に彼女の思いが一気に冷め、別れる。Ｂ型女子の怖さと楽しさを同時に体験した。

Ｋ乃さん【第七十二話】に登場。
チャットで仲良くなる女性たちの中には、恋愛に発展することなく、純粋な友だちとして、ただただ楽しく会話したり、または悩みの相談などに乗ったりなどの関わりを持つ人もいる。どちらかと言えばそちらの方が多い。当時20代後半のＫ乃さんはそんな中の一人。最南部の田舎で育った彼女が、大都会東京で働いて心が傷つき、精神疾患しっかんを患ってしまう。そんなある日、帰郷し精神的に落ち着いた彼女が、私をあてにして大阪に出てくると言う。いつ疾患が出るかもしれないという中、その日はなんとか楽しく過ごせたのだが、しばらく連絡をとらないうちに、メールも電話も繋がらない状態に。今でも思い出すと心配になるが、元気でいてくれることを祈りたい。

Ｚ子さん【第七十三話】に登場。
ある年の年末に見かけた女性に声をかけて話し始めると、今までにないくらいのペースで盛り上がった。その話し相手が地元出身・当時20代後半のＺ子さん。彼女と話したのはたった２日。それで話し足らない私たちはそのままの勢いで食事の約束をする。170㎝近くある長身のＺ子さん。なぜか実際に顔を合わせるとそこまで盛り上がるようなこともなく、そこから何度か会ってみたものの、お互いの気持ちの相違を認識、話し合ってもう会わないことになる。その後もチャットでは仲良くしていたが、誰かと専属でチャットする契約をしたとかで、話す機会をなくした後のことはわからないまま姿を見なくなった。

Ｒ菜さん【第七十四話】に登場。
この時あたりから恋愛感情を抜きにして関わりを持つ方が、女性にとってもプレッシャーにならずに済むというように感じ始めていた。そんな友だち感覚で「またタイミング合えばお茶でも」と口にしていて、このＲ菜さんは律儀にも「キタに出るのでお茶でもする？」とキチンと連絡をくれた人。関西出身で、当時20代半ばの彼女。そこでバツイチ子持ちであることを知り、後に彼女のお子ちゃま連れで遊びに行く。子ども好きの私にはとても楽しい１日となった。ただ、彼女はその後、引っ越しをきっかけにチャットに来ることがなくなり、縁がなくなった。

Ｏ夏さん【第七十五話】に登場。
『ライブチャット』の世界では珍しく、私と同業者であることから会話が盛り上がり、比較的早い段階で飲みの約束をとりつけたのが当時20代後半の関西のＯ夏さん。何度か飲んでいるうちに、彼女は既婚者で一児の母親であることもわかる。ただ、その時点でもうお互い感情が入ってしまっていたので、それからも何度か逢瀬を重ねてしまうが、彼女の平和な生活に波風を立てるつもりはなく、罪の意識に苛まれ、話し合いの上、別れを決意。しばらく飲み友だちではあったが、お互い仕事に忙殺され、そのうちに連絡を取らなくなる。