大阪を楽しんでもらおう2
本日もご訪問ありがとうございます。『恋の鉄人285』です。※このブログに初めて訪問された方はコチラ【第一話】
【第百五十七話】
前回までの恋の鉄人285は。。。） 『ライブチャット』で新たに出会ったＫ子さん。はるばる北部から飛行機に乗ってやってきてくれました。プランは一泊二日で大阪を満喫してもらうというもの。まずはディープ大阪のミナミエリアでランチ、そしてお決まりのグリコの看板でポーズを決めます。
『ライブチャット』で仲良くなり、今回大阪に遊びに来てくれたＫ子さん。南堀江エリアでランチをすませた私たちは、人でごった返す戎橋から心斎橋への商店街通りを抜け、地下鉄に乗り一路キタへ。Ｋ子さんが何かと動きにくいので、今日宿泊するホテルへまず荷物を預けようと思います。
荷物を預けて向かった先は、これも大阪人から言わせるとすごくベタな観光地であるのは言うまでもないですが、ウメキタのさらに西側に位置する『空中庭園』です。ここの360度パノラマであれば、一応はすべての大阪エリアを見渡せます。ただ、展望台まであがるエスカレータが割と下まで見渡せる作りになっていて、私は高所恐怖症なので、エスカレータに乗っている間中、手すりを持つ手にじんわり汗が滲みます。一方、Ｋ子さんは割と平気な感じです。
展望台に上がり切ると、さすがに下界の気温よりは涼しく、風も適度に吹いていて過ごしやすいです。ただ、まだ時間が早いのと、日差しがまだまだ夏っぽいので、そこらじゅうのビルからの反射でまぶしさが半端ない状態。ここへ来ると、Ｃ美さんに告白して撃沈したことを思い出します(【第三十三話】参照)。もちろんその時から比べると緊張感はありませんが、Ｋ子さんが楽しんでもらえてるかどうかは気になるところ。側から見れば、それなりに楽しんではもらえているような感じではあるのですが・・・。実は私が、若い時からあまり絶景スポットや何やらにさほど心動かされるタイプではないのです。関西圏内でも、夜景がきれいとか、記念撮影にもってこいとかのスポットにはほとんど行ったことがありません。そんなシーンで女性を口説くとかの経験もありません。あまり記念写真を残そうという気にならないのも、もともとそういう気質なのかなと思ったりもします。昔はあまり深く考えられていませんでしたが、今はＫ子さんのようにチャットレディという立場上、こうやってプライベートで顔を合わせたりした時にいっしょに写真などにおさまると、どこかで自慢げに見せびらかせられるかもと心配になるのも嫌でしょうし、まずいっしょには撮らないようにしています。もちろん、付き合っていたり、友だちでも複数回会うようなくらいの関係になれば話は変わってくるのでしょうけれど、さすがに初回ではそんな話になることもないですから。
そんなこんなで大阪のパノラマを堪能してもらっている間に、ホテルのチェックインの可能時間となりました。ということで、また宿泊先に戻ります。預けていた荷物をフロントから受け取り、チェックイン。もちろん今回は、Ｋ子さんとの関わりは恋愛関係ではなく、純粋に友だちとして大阪ツアーを楽しんでもらうことが目的ですので、当然部屋は別々でとっています。部屋のセレクトはホテルまかせですが、何も言わなければ大抵はとなり同士になるようです。こういうふうな場面で、これから女性と別々の部屋を確保する人が、確実に誠意を見せたい場合は、部屋もフロアも別にしてあげた方が安心感は上がるのではないかと思います。今や部屋番号など知らなくても携帯で連絡取れますからね。
さて、朝から歩き詰めであろうＫ子さんのことを考え、各々チェックインした部屋で少しだけゆっくりする時間をとり、次に向かう目的地は、このブログではもうお馴染みの『海遊館』です。やはり、女子には水族館は人気ですね。ただ、今日は週末で、いつも日中に訪れると人の波で嫌気がさすほど混んでいるので、閉館より２時間ほど手前の時間に入場すれば、案外、子ども客などは少ないかも知れないと見越しての夕方遅々からの入館を目指します。
１９時が最終入館時間ということで１７時頃には『海遊館』に着けるように出発です。以前は、彼女でもあったＵ子さんとよく来た『海遊館』ではありますが、当日中に帰らねばならない縛りがある彼女の時と比べ、この日はどんなに遅くなろうが大阪市内に宿があるという心の余裕は比較にならないものです。考えてみれば、夕方から『海遊館』に向かうなんて今まで一度もないのではないかと思います。いつもの館までの一本道を２人でいろいろ会話しつつ歩いていますが、10月でもさすがに日中はまだまだ暑かったものの、さすが日が陰ると気温もずいぶんと過ごしやすくなるものです。
そうこうしているうちに、あっという間に『海遊館』に到着。大方の見当通り、夕方からの入館者は昼のそれと比較にならないくらい空いています。しかも日没直前の海からの潮の香りもなかなかオツなものです。もちろん『海遊館』は入ってしまえば真っ暗で、昼であろうが夜であろうが関係なくなるのですが、この時間には来たことがないのでなんだかゾクゾクします。昔、子どもの頃に夕方から出かけた「お祭り」や「花火大会」のそれに近いものがあるのかも知れません。
【第百五十八話】に続きます・・・。
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