大阪を楽しんでもらおう
本日もご訪問ありがとうございます。『恋の鉄人285』です。※このブログに初めて訪問された方はコチラ【第一話】
【第百五十六話】
前回までの恋の鉄人285は。。。） 『ライブチャット』で新たに出会ったＫ子さん。北部出身の彼女は、しばらく大阪に遊びに行けてないということで、私と出会ったのを機に、久々に大阪に遊びに行こうかなという気になられたようです。もちろん、私をあてにして来てくれるのであれば、全力で大阪を楽しんでもらう計画を練ろうと思います。
『ライブチャット』で仲良くなって、実際に食事に行くことが正式に決まったＫ子さん。
この翌年には例のコロナが世界を揺るがすことになり、実質『ライブチャット』での仲良しとの食事はこのあと２年は誰とも約束さえすることもありませんでした。
そのＫ子さん。もちろん関西まではかなりの距離を移動することになるので、飛行機が交通手段となります。ＬＣＣを利用して、お昼前のちょうどいい時間帯に関西国際空港に着く便を予約してくれているようです。
こちらも南海難波から特急ラピートに乗り、彼女の到着予定の少し前には待ち合わせの場所に着く段取りをしていました。この頃は、関空に向かう特急の乗客の殆どが中国人観光客だったと記憶しています。特にミナミには、どのエリアに行っても中国語か韓国語しか聞こえないという状況だったと思います。そのおかげで日本はしばらく観光客バブル景気で浮かれていた時代です。今や懐かしさすら感じる話ですが。そんなほぼ中国語での会話が支配する特急が半時間強で関空駅に到着し、ＬＣＣのターミナルへ向かいます。駅からさらにバス移動が必要になります。大きな荷物を抱えた外国人観光客にに混じり、ほぼ荷物のない私も乗車口から専用バスに乗り込みます。間もなくＬＣＣのターミナルに到着。あとはＫ子さんの便が時間通りに到着してくれることを願うばかりです。
関空に女性を迎えにくるのは、以前のＫ乃さん(【第七十二話】参照)以来です。あの時は私もまだカメラを通して話していなかった時代なので向こうがなかなか気付いてくれませんでしたが、今やもう顔がわからないなんて心配はありません。ただ、やはり初めて顔を合わせる時は、なんとも言えない緊張感に包まれます。どんな人なんだろうという緊張ではなく、こちらが相手に与えるイメージの方が気になるのです。もちろん今回は、身長も平均だと聞いているので「小さいね」と言われる心配はないのでしょうが(笑)。彼女の乗った飛行機が無事到着していると電光掲示板が知らせています。待合用のイスに座って、彼女がゲートの向こうから現れるのを待ちます。鉄道であれば、ある程度どのくらい待てば改札にたどり着くかは自分が何度も体験しているので感覚的に掴めますが、飛行機はもうここ何年も乗っていないので、かなり時間を要しても出てこなかったりすると「あれ？出口が違うのかな？」「乗り遅れたのかな？」とか要らぬ心配をしてしまいます。そうこうしているうちにＫ子さんらしき女性が現れ、私は彼女に向かって手をあげます。
「あ〜！はじめまして〜」と挨拶を交わし、とりあえずメインターミナルへ移動します。バスの中でも「さすがにこっちはまだ暑いね〜」という感想です。そうですよね、北部の方であれば、もう１０月であれば涼しくなってきている時期かも知れません。まず今日の予定はミナミでランチをしてからキタへ移動する予定。なのですでに難波行きの特急ラピートのチケットは確保済み。その時間までターミナルのファストフード店で時間をつぶします。軽く飲み物を注文して、忘れないうちにＬＣＣの往復チケット代を手渡し。お互いの初顔合わせの印象などを話しているうちに自分たちの乗車する特急の出発時間がやってきました。
２人でラピートに乗りこんで、いざ難波へ出発。相変わらず乗客から聞こえるのは殆どが中国語です。なんだかんだと話しているうちに、一人で乗っているのとは比較にならないくらいに早く難波に着いた気がしました。ランチは難波でもすこし小洒落た南堀江側の店をチョイス。ここはクライアントの会社の近くでもあり、会社勤めをしていた時によくランチに利用していて、道頓堀川沿いにある明るい店内が気に入っていました。まぁ大阪らしさは欠片もないのですが、彼女については特にたこ焼きやお好み焼きを強くリクエストされたわけでもないので、今回は若い女性が好みそうな店を選んでいるのです。
お腹が満たされた私たちは、次のＫ子さんのリクエスト「グリコ看板の前で写真を撮る」に応えます。店を出てほぼまっすぐ歩けば、なんばの中心となっている「えびす橋」に出ます。今日はほんとにいい天気で観光日和。グリコポーズで写真を撮ったあとは、特にミナミで予定も立てていないので、食いだおれの店でお土産を買うことにしました。普段、私もこんな店に入ることがないのですごく新鮮でした。彼女のほしいというお土産もこちらでゲットしてプレゼント。いたく喜んでくれ、今でも大切に使ってくれているようです。
当時はほぼ中国人しかいないミナミ。でも、多少はミナミの雰囲気も堪能してもらわなくちゃということで、心斎橋筋商店街を歩きます。まぁただただ人についていっているだけのこの状態に満足されているかはわかりませんが、地下鉄の心斎橋駅に着いて人混みから離脱。次に向かうのは、とりあえず宿泊のホテルで荷物を預けるため、一旦キタに向かいます。
【第百五十七話】に続きます・・・。
※当ブログはほぼ私個人（目線）の私見と体験談で構成しています。私以外の登場人物に対してのプライバシーに配慮し演出をかけている場合があります。ご承知おきくださいますようお願いします。
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