現実問題〜出会い
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【第百六十九話】
元々このブログを始めたきっかけは、出会いがないとお嘆きの「オジサン」と呼ばれる世代、まぁいわゆる独身の40代以降の男性をメインターゲットに、私の『ライブチャット』体験記を紹介することで、じゃあ自分もやってみるか!と思ってもらえるかなということからでした。その背景には、40代から私と同世代、いやもっと上の年齢までの男たちまでによる、異性に関する犯罪の情報が毎日のように目に入ってくるという現実が横たわっているということにもあります。
中には20代や30代で性犯罪を犯すケースもありますが、まだまだ出会いのチャンスがある若い世代であれば、自ら努力をすれば何とかなるかもしれないのに、それを自ら棄ててしまっている感が否めない。でも、ミドル・シニアの世代になると、出会いのないこと自体が割と深刻な問題となってきます。
女性の独身40代は独立心が旺盛で、生活力もある。決して一人でいることが苦でもないけれど、行動力も伴っているので出会いの場に出ていくことも厭わない人が多い印象です。中でも器用な人はきっちり出会えています。少なくとも男性よりは求められる確率が高いので(総務省統計局公表「令和2年(2020年) 国勢調査人口等基本集計」調査結果/男性の未婚の40~44歳は29.1%、45~49歳は27.2%、女性の未婚の40~44歳は19.4%、45~49歳は17.6%)、すでに結婚して家庭を持っている人が男性よりも多いわけです。
片や男性はまず年齢だけで「40代にもなって結婚もできていないなんて何か問題を抱えているに違いない」と判断されてしまい、卑屈になってますます出会いの場から遠ざかりがちになります。プライベートだけでなく会社でも、最近は「セクハラ」や「老害」などというワードが、若い世代との壁を一層厚くさせているようですし、若い世代が恋愛対象になる可能性はかなり低いでしょう。
先述の通り、若い時の性犯罪は出会いのチャンスは幾らでもあるだろうに、自らを悪い状況に貶めている結果、衝動的に起こしているものが多いのに対し、40代以上の性犯罪は、誰からも毛嫌いされ、出会いの確率は狭まり、そういった失望感による自暴自棄が招いている背景もありそうです。もちろん、だからと言って犯罪を肯定する気はありません。チャンスをなくした年代ができることは、若い世代と同じく、チャンスのある場所に出るしかないのです。
その場所は「お見合いパーティー」なのか「結婚相談所」なのか「マッチングアプリ」なのか、それは人それぞれの考え方です。もちろんどの世界にも無数のライバルがいて、条件がいい者が勝率を上げていくのが現実です。そしてその中でも負け組になることでより一層、自分を卑下することになるかも知れません。でも、何もしなければ状況は一切変わりませんが、負けたことによって自分の立ち位置も確認できますし、その敗因を追究することだってできます。そこから這い上がるための努力のきっかけが生まれるやも知れません。

しかしそもそも40代までなぜ出会いがなかったのか。あっても成立しなかったのか。そして奮起して出会いの場に行ってもなぜ成功しなかったのか。自分では「こんなにいい条件の男はいないだろうに」と思っている男性も多いことでしょうが、その原因は大抵がコミュニケーション不足です。パーティーに参加しても声を掛けることができなければ参加していないのと同じです。結婚相談所に行って自分の希望ばかり並べ立ててもカウンセラーは首を縦には振ってくれません。マッチングアプリで可愛いと思う女性が現れても、最終的にぼったくりバーに連れて行かれて法外な料金を請求されたりします。これらは今までろくに女性とコミュニケーションをとらずに過ごしてきたことが招く結果なのです。
なら今さらどうしろと?私がずっと言い続けているのは、まずはコミュニケーションの練習を積み重ねるしかないということです。酒が飲める人なら良心的な経営をしている『キャバクラ』に行けばいいし、私のように酒を嗜めないなら『ライブチャット』を使えばいいのです。お金がかかるじゃないか?もちろん何事にも習おうと思えばお金がかかるものです。でも、沼にハマらずにあくまで練習として考えられれば、普通の収入があれば問題なくコミュニケーションの練習にはなります。もちろん、ハマらずにいるのは難しいことです。このブログに記しているように、私も何度もガチ恋して失敗を繰り返してきました。でも、私の場合はこんな世界のことを全く知らずに入り込んでしまったので、してはいけないことも、一から色んなことを経験しないとわからなかったのです(ただ、この世界の女性に画面を通してエロを求めたことは一度もないですが)。少なくともこれを最初から読んで、これからコミュニケーションの練習をしようという人には、どういう世界なのかは理解して挑戦してもらえるはずです。
私個人からしても、今はリアル社会での出会いなど全くもって期待していません。正直、ここ十数年の出会いはほぼ『ライブチャット』を通じてしかありませんし、もしこの世界との接点がなければ、今頃どうなっていたか想像もつきません。悶々とする日々を送って自暴自棄になっていないとも限りません。この『ライブチャット』との出会いはある意味ガス抜きにもなり、希望を与えてくれる場所でもあります。もちろん金額的にも精神的にもそれなりに痛い目も見ましたが、それでも『ライブチャット』で出会った方たちは、私にとってとても大切な存在です。彼女たちがいなければ、ここまでコミュニケーションをとれるようになれていたかわかりませんから。とは言え私ももう50代。年甲斐もなく、稀に恋愛関係になったり、今でも異性の友人関係は作れてはいますが、生涯のパートナーが見つかるかどうかはまだわかりません。もうこの歳で誰かを自分の未来に巻き込むことが怖いのも事実。その一方で、死の淵ではパートナーに「共に生きられて幸せだった」と言ってもらいたいという矛盾した思いが交錯しているのです。
ここまでいろいろやってきた私でもまだそんな葛藤を携えて生きているのです。今ここに辿り着いた40代以上の「オジサン」と言われているあなた。少なくとも、何の刺激もない悶々とした毎日に鬱積しているようであれば、お金に変えてでも積極的に自分の好みの女性とコミュニケーションをとることをおすすめします。そこに出会いを求めるのではなく、まずは『キャバクラ』や『ライブチャット』というツールを使ってコミュニケーション力をつけ、出会える力を養うこと、まずはそれが先決です。
【第百七十話】に続きます・・・。
※当ブログはほぼ私個人(目線)の私見と体験談で構成しています。私以外の登場人物に対してのプライバシーに配慮し演出をかけている場合があります。ご承知おきくださいますようお願いします。
※このブログでは『ライブチャット』は、ノンアダルト『ライブチャット』を表すこととします。
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