【恋鉄・恋愛ブログ】第百十話〜あの女子とラストデート

さびしいstory

さよならの時

本日もご訪問ありがとうございます。『恋の鉄人285』です。※このブログに初めて訪問された方はコチラ【第一話】


【第百十話】

前回までの恋の鉄人285は。。。) 
U子さんとアウトレットでデートです。相変わらず欲しいものを見つけては楽しそうにしている彼女を見ているのは楽しい時間です。でも、そんな彼女、最近、ことあるごとに私に感謝の気持ちを表す回数が増えていっている気がしていたのですが…。

前回のアウトレットデートは、まだ少し暑いくらいで済んでいた時期でしたが、もうしっかり夏の日差しです。最近は、U子さんの乗ってくる新幹線も時間がほぼ決まっているので、私の動き出す時間も定刻化してきています。ぎりぎりまで家にいてなるべく汗をかかないようにして、駅まで歩いてかいた汗は、駅のホームの待合所に入ってすずんでひかせるという感じです。あとは電車の中かほぼ地下を通る道程どうていなのでそこまで汗を流すこともありません。
今日も、安定の昼前新幹線で到着のU子さん。いつもの在来線乗換口で待ち合わせでした。そしていつもの明るくテンション高めの登場です。そして、やはりこれも定番化しつつある、ランチはルクア上階の天ぷらのコースです。こちらはほんとに彼女のお気に入りになりましたね。「大阪に来たら一人でもこれを食べると思う」というほどです。確かに、エビから始まり、季節の野菜が数種登場して、締めにかき揚げと思わせてからの再度エビで締めるという、お腹を満足させるには十分のコースです。
そして、そのままルクアのファストファッションの店に立ち寄るのがU子さん流です。気に入ったものがある時は即買いですが、この日はなんとなく立ち寄っただけで特に買いたいものはないようです。
ルクアでのウインドウショッピングを終えた私たちは御堂筋線と中央線を乗り継ぎ「大阪港」へ向かいます。今から向かう場所もU子さんのお気に入りの場所。そうです、みんな大好き『海遊館』です。
大阪の観光名所になりましたね。まぁ大阪で唯一の大きな水族館でもありますが、平日に行くと、結構お客の数もまばらで、これだけの施設を継続的に運営していくのは大丈夫なのかなとらぬ心配もしてしまいます。が、週末に来ると相変わらずの人出となるので、地方都市の水族館よりはまだマシな方なのでしょう。「大阪港」駅に到着していつも感じるのは、たとえば『東京ディズニーリゾート』などへ行くと「舞浜」駅からそのゲートに着くまで、気持ちを盛り上げる演出や仕組みがうまく機能しています。一方、『海遊館』は大阪の観光名所と言われながら、そんな機能が活かしきれていないなぁという印象。開業当初は大阪市が筆頭株主の第3セクターとしてスタートしているので、『USJ』立ち上げの時もそうですが、どこかで安全策をとるというか、中途半端にケチるというか、100%民間経営のような振り切り感がないように感じられます。とは言え、大阪の民間企業がここまで大きな施設を自社だけで作り上げるのは至難しなんわざ。官民関係なく、こうして何十年もの間、変わらず人に愛される観光スポットを作るのは並大抵のことではなく、特にケチで有名な大阪で長く歴史を刻んでいる『USJ』や『海遊館』はある意味立派な成功例なのかもしれません。ただ、並び立つ商業施設『ハーバービレッジ』は『海遊館』に比べてなかなかテコ入れが難しい感が強いです。経営側の気持ち的には全面リニューアルをかけたいところでしょうが、どう考えても採算がとれないのでしょう。今後『USJ』レベルの一発逆転はあるのでしょうか。


そんな『ハーバービレッジ』でU子さんはパンケーキ、私はソフトクリームを食後のスイーツとして口にして、U子さんとは冬の訪問以来2度目となる『海遊館』です。平日の『海遊館』はほんとに見やすくていいですね。いつも入館してすぐのエリアにいるカワウソは、休日などには人がごった返してほとんど見ることができませんが、この日はまったくの余裕で見ることができました。とにかく夏には水族館はもってこいのスポットです。見るからに涼しいし、館内もきっちり冷房完備だし。そう言えばさきほど話に出た『ディズニーリゾート』はよく昔、家族があった頃にまだ小さかった子どもたちを連れて夏休みが終わったタイミングで遊びに行っていて、その帰りに必ず立ち寄る水族館がありました。ご存知の方も多いと思いますが『葛西臨海かさいりんかい水族園』です。私は関東の水族館はここしか知りませんが、海と連なっているような景色も最高で、結構広く、明るく、魚や動物もたくさんいます。平日にしか行ったことはありませんが、ゆっくりできてとてもいい水族館だと思いました。休日は『海遊館』同様、結構混むのかもしれませんね。
さぁ、無駄話をしているうちに、U子さんはジンベイザメやゴマフアザラシを目に焼き付けて、そろそろ『海遊館』デートもおしまいの時間です。
「マニキュアがほしい」とのU子さんのリクエストで再び地下鉄を乗り継ぎ、キタの街へ。好きなブランドのマニキュアを手に入れた彼女。次は地下街を散策している時にみつけたサンダルを試し履き。しっくり来たようでこちらもお買い上げ。なかなか今日は勢いがあります。
欲しいものを手に入れ、落ち着いたようなので、今日の夕食の場所へ。今日は『海遊館』で十分魚たちを堪能たんのうしたのですが、この日は夕食も、小さな魚たちが水槽で泳ぐ姿を見ながら飲食を楽しむといったアクアリウムレストランですることにしました。雰囲気的には多分、いい感じになった男女が、2次会的にしっぽりする場所なのかも(笑)。私たちにとっては、いつもと変わらない明るい雰囲気で夕食を終え、会計を済ませ、エレベータで2人きりになったところで軽くキスを交わし、またU子さんが乗り過ごしても大丈夫な時間帯の新幹線に乗せるために少し早めに新大阪へ向かいました。そしてまたいつものように在来線から新幹線乗換口の前で熱い抱擁ほうようをしてさよならをする私たちでした。

純粋な涙はきれいです(画像はイメージ)

あのデートから数日、U子さんからは連絡が途絶とだえていました。彼女の中に何かある時はこうなることが多いのです。そしてさらに数日後の夜、おもむろに「もう会わない方がいいかも」とLINEが送られてきたのです。この前のデートの時も特段変わったことがあったようには思えなかったのですが、そのデート中の会話の中で、彼女が気にしていたことがあったと言います。まず「最近は自分で弁当を作って持って行っている」と話したこと。そこまでして節約している私のお金をU子さんが使ってしまっていることに罪悪感を感じてしまうと。あと、今年はクリスマス頃までにU子さんの母親が入院予定なので「秋のうちに泊まりでまたゆっくり時間を作ろう」と話していましたが「その頃にはまだクリスマスプレゼントを準備できないかも」と私が言ったことだと。U子さんは別にプレゼントが欲しくて私に会いに来ているのではないのに私は何かと無理をして彼女にプレゼントをしようとしている…この辺りのことが、U子さんといることが決して私のためにはなっていないという結論を導くに至ったらしいです。
あまり意味がよくわからない。私にしてみれば、U子さんの喜ぶ顔が見たいからプレゼント企画を考えるだけ。ただ、いいものをプレゼントするには節約して積み立てていかないといけないから無駄遣いを抑えている、という単純なことなだけです。そんなことは前々からずっとやっていたことで、たまたまそういう話になったから彼女の耳に入れたということだけなのですが。
「でも私はU子さんといるのが幸せなんだけどな」と粘ってみますが「色々考えてもやっぱりもう会わない方がいいと思う」とかなり強引に締めくくろうとします。そして最終的に送られてきたLINEの言葉が決定的となり私も「わかったよ」と送り返しました。その最後の言葉とは「やはり、恋鉄っちゃんのことは男じゃなく友達としてしか見られない」でした。


よくよく考えれば、その時点でもう彼女は30歳を越えていました。当然、このままいっしょにいられるのなら、私自身は責任をとるという覚悟はしていました。でも、そもそも彼女は地元至上主義で、地元で結婚することは決めていたし、私とは付き合っているとは言え「彼氏とまでは言えない」とずっと言われてきた身。私から彼女に多くを望むことは、彼女にとって望ましいことではないと自覚をしていました。それゆえ、最後のあの言葉を目にした時「彼女はもう私から離れたがっている。であれば、離してあげなければ」と思ったのです。
地元に本命の彼がいる?私は2番手に過ぎなかった?もうそんなことはどうでもよくなっていました。彼女と別れてあげることが彼女の幸せに繋がるならば喜んで別れなければと、この時にそんな境地に辿り着きました。もちろん、まだまだこの時は彼女のことが大好きです。でも、彼女のことが大好きならば、彼女の幸せを心から願うべき。彼女が幸せであることが私の幸せにもなる。そう考えるに至り、掴んでいたはずの彼女の手が、私の手からするりと抜けるように、何もかもをあきらめた瞬間、2年に及ぶ彼女との楽しい思い出が一気に頭を駆け巡り、自然となぜか片方の目からだけ一粒の涙がこぼれ落ちました。
この日を境に、彼女に一切の連絡をとるのをやめました。もちろん、喪失感がなかったと言えば嘘になります。でも、本当に好きになった人には幸せになってもらいたい。そして自分の手で幸せにできないのであれば、別の誰かにたくすでもいいじゃないか。そしてまたいつか彼女の幸せな明るい声が聞けたなら、その時は自分の選択は間違いじゃなかったと確信できて、自分を褒めてやることができるのです。この時、なんだか気分は晴れやかでした。

その後、半年くらい空けて、彼女から連絡があり、その時は地元ですでに彼氏がいるとのことでした。もちろんそんなことは特に指摘することもなく、それ以降も「テレビで大阪が映るたびに恋鉄っちゃんのことを思い出すよ」とたまに連絡がきます。さらに数年を経て、結婚した話と、子どもができた話を聞きました。最近では子どもを連れて大阪に遊びに行こうかなと言っていましたが、独身の時のように身軽に動けないことからどうも断念したようです。
もちろん今では彼女に特別な思いなどありませんが、恋愛の結果がどんなものであろうと、いつまでも仲良くできるのであればそれはいいことではないかと思います。別れがきれいなもの、つまり執着と嫉妬を手離し、相手の幸せを願うことで、いつまでも仲良くいることも可能なのだとあらためて感じる今日この頃です。
このことを経験した私は、以前の私よりずっと心の強い人間になっていました。ある意味、悟りを開けたのもすべてU子さんのおかげ。やはり彼女にも感謝しかないのです。

【第百十一話】に続きます・・・。

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