夏の新しい出会い
本日もご訪問ありがとうございます。『恋の鉄人285』です。※このブログに初めて訪問された方はコチラ【第一話】
【第八十話】
前回までの恋の鉄人285は。。。） 仲良くなったのi美さんとせっかく温泉旅行まで行ったにもかかわらず、最後の最後で彼女の気に入らないことをしてしまい、帰りの空気は最悪。久しぶりに連絡をとってみたら、一定の人間としか話さない契約をしたとかで話すこともできず、そのまま縁が切れてしまったのでした。
i美さんと温泉に行った頃の心地いい気候から、真夏の暑い季節に変わっています。
女性は、10年も経てば人生にいろいろあるでしょうし、もう『ライブチャット』からもいなくなっている人が殆どだと思いますが、現役のチャットレディ、あるいはもうすでに辞めている人も含めて、この頃に話した女性とは今だに仲良しの人がいたりしますね。私もいろいろ学んで、せっかくつながった女性たちとの縁を、友だちとして大切にするようになってきていたのだと思います。
そんな長い仲となる友だちが増える中、お盆休みの時期に、プロフ写真と待機の状態も差異なく、いかにも可愛らしい女の子っぽい雰囲気の女性にメールでチャットのお誘いをしてみました。正直、私がいつも声を掛ける人はどこか男っぽい感じの人が多いのです。イメージ的に見た目も話した感じも男っぽい方が話しやすいと思っています。わかりやすく言えば、性格は竹を割ったような感じで、どちらかと言えばスカートよりパンツルックが似合う人ですね(私はスカート派やけど！ていう仲良しさん、スミマセン笑)。でも、この時は、なんとなく自分のいつも選ぶタイプの真逆の人と話してみたくなりました。名をN南さんとしましょう。
残念ながら、タイミング悪く「今から出かけるので日をあらためてもいいですか？」との返信。了承して日をあらためることにしました。そこから数日が経った休日の夜。N南さんさんからメールが届いていました。「もうすぐ入れるのでいかがですか？」と。
さっそくチャットを開始しますが、さすがこれだけ可愛らしいルックスをしているので、彼氏がいないわけないだろうなぁと思っていましたが、この時の会話はその彼氏へのクレームが殆どでした。そのカレシの付き合いはもう６年越しなのだといいます。夏の旅行の約束もしていたのに！誕生日のプレゼントももらっていない！と怒る彼女に「まぁオトコは釣った魚にゃ餌をやらんとかいうから、あんま長い春にならないようにそろそろケジメをつけさせた方がいいんやない？」などと慰めになっているのかどうかわからないような話で諌めます。
「今の彼氏はさほど歳も離れていないので、次付き合うなら10コ以上年上がいいし、優しくないと嫌！」とか、もう別れるかのような勢いです。とりあえず初めての会話ということでお互い探り探りという感じで、次の日の約束をメールしてその日の会話を終えました。
次の約束は昼でした。私も今まで必死にタイピングを頑張ってきていましたが、この時期を機に、マイクを導入しています。相変わらずカメラは稼働できていませんが。
N南さんも実は関西圏の人。(狙っていると思われても仕方ないくらい続いてますね。正直、今と違ってこの頃はどうだったのかはっきり覚えていませんが、実際に顔を合わせる想定で人を選んでいたのでしょうか？まぁなんてやらしい(笑)。)おかげで身近な会話が多くできて、話せば話すほど距離は近づく感じで、お互いのことはそれなりに知れた時間となりました。彼女いわく、まだ喧嘩中の彼氏から連絡は来ていないそう。2回目にして「空いた時間あれば、いつでも埋めに行くから〜」と冗談めいて言う私に「おねがいしま〜す」とおちゃらける彼女でした。
これ以降、『ライブチャット』サイト内のメールでではありますが、N南さんとの日々のやりとりは続いていました。チャットも数回はさみながら、数日のやりとりの中でかなり親しい仲になっていました。ある日受け取ったメールの内容は「十数日ぶりに彼氏から連絡があった」というものでした。結局、彼氏とメールでは話らしい話はできなかったので、明日に直接会って話をすることになったのだそうです。まぁ私には直接関係のないことではありますが、相変わらずいっちょ噛みが好きな私としては、何かあった時は彼女に手を貸す気マンマンなのです。
N南さんが彼氏と会って話すといっていた日から、メールは途絶えました。チャットに現れることもありません。何かあったのでしょうか。気になりますが、こちらから何か聞くことも憚られるので、こちらからも詮索することなく様子をみることにしました。
私たちのコミュニケーションが始まってからちょうどひと月ほどした日、すでにメールアドレスは交換していた彼女から久しぶりに話せるかとおうかがいがありました。もちろん、と答えた私に返ってきたメールには「できれば顔を見て話したい」とのメッセ。「じゃあスカイプでいい？」と返事を返すと了承され、スカイプを通して初めて動く私を見るN南さん。写真で見ていた顔をあらためてカメラで実際に見た彼女はかなり安心したような表情を浮かべていました。まぁそうですよね。最近ではマッチングアプリで初めて会う時に、男女問わず写真とはまったく別人が現れることも少なくないといいますからね。
「彼氏との話はどうやったん？」と聞く私にN南さんは「実は恋鉄くんに謝らないといけないことが・・・」え？これ、どこかで一度耳にしたことがあるセリフ・・・と。しかしながらデジャブでないことを確認しながら「どういうこと？」と聞くと衝撃の事実が明らかに。
【第八十一話】に続きます・・・。
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