【恋鉄・恋愛ブログ】第十一話〜時を経ての再会

交差点story

今昔が交差する出会いと別れ

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前回までの恋の鉄人285は。。。)
プライベートの連絡先を交換したがって話し相手のYさんを困らせていた私。でもY美さんはかたくなに断り続けました。「これだけ仲良しになっているのに何故なんだ?!」冷静になれば当たり前の話が、始めたばかりの頃の私は、そのことだけで大袈裟おおげさに落ち込みました。

【第十一話】


プライベートの連絡先を交換できないだけで、信頼関係が築けていないように感じて、せっかく仲良くなったY美さんから距離を置いてしまう私。そしてまた新たな話し相手を求めます。

初期と現在の『ライブチャット』の女性との関わり方の違いは、前の回で少し触れましたが、初期は、「話しているのはあなただけ」というスタンスが女性側として好ましいのではないかと思っていたのです。ですから、話に行って波長が合えば、その人に集中して入るようにしていました。
中でも、M代さんという女性は20代前半で当時のギャルアイドル的な見た目をしていて抜群の人気。週末などはほぼ空きがなくて、なかなか会話のチャンスを得ることができませんでしたが、一度話したいむねをサイトのメールにしたためて送っておいたら、きちんと返信をもらうことができ、時間を合わせてくれたのでした。


『ライブチャット』では、相変わらず文字入力だけでやりとりをしている私でしたが、M代さんとは特に話の波長が合うような気がしていました。しかも間もなく、私恒例こうれいの連絡先交換にも前向きに応じてくれ、その後には私の仕事の昼休みの合間に電話で話すほどの仲になっていました。
彼女は南にある某県の出身で、たまにその県のイントネーションが出ることがあり、そういう飾らないところも含め、どんどんかれていってしまいました。
ある日、仕事がらみでその某県の主要駅付近まで行くことになったので、M代さんに電話で「●日にそっちに行くから少しでも会えないかなぁ?」と伝えてみたら、突然電話が切れ、そこから全く通じなくなってしまいました。まぁこれがどういう意味か、女性側ならすぐお分かりだと思いますが(笑)。

突然電話が不通に・・・(画像はイメージ)

いずれにしても行かねばならないので、M代さんに現状を都度つどメールで送り、某県の主要駅付近で宿泊。仕事をこなしつつも、空き時間にはメールで「今、どこどこにいるんだけど・・・」と伝え続けたけれど、結局、仕事を終えて翌日の帰る時間になっても、彼女から連絡が入ることはありませんでした。
もう帰ってきたよとメールをして数日後、M代さんから「ごめんね、携帯が突然壊れてしまって返せなかった〜」との返信が。その時はその言葉をそのまま鵜呑うのみにしていましたが、まぁ、皆さんご察しの通り、突然の行きます連絡に恐怖におののいた彼女が、咄嗟とっさの判断で携帯が壊れたテイにして自分の身を守っただけのことなのです。
実はそのM代さんが数年前にある『ライブチャット』サイトに復活していたのを偶然発見して「ひさしぶり〜」とメールからうかがって、会話をしに行ったのです。10数年前はカメラもマイクもないこちらの通信状況により、顔も声も知らなかった彼女に、顔出し・マイクで共通の思い出話をいろいろするうちに、初めは警戒していた彼女もなんとなく思い出してきた様子。例の突然訪問事件の話も出たものの、本人はあまり記憶がないようでした。話しているうちに「あ〜、そんなことあったかもねぇ」と。


その再会時にあらためて顔も声も確認してもらったことで、よもや本気とは思えなかったですが「その節は失礼しました〜。こんなに話せるならあの時会っておけばよかったかも(笑)」とうれしい言葉をもらいました。まぁもっともあの頃は日頃から結構そういう誘いが多く、すべてかわしていたそうです。当時アパレルに勤めていたM代さんに後ろから「M代さん?」と男性に声を掛けられて振り向いたら、『ライブチャット』でしゃべったことのある人っぽかったらしいのですが、その時も咄嗟とっさの判断で「いえ、ちがいます」で乗り切ったとのことですから。
聞けば当時は寝るのも惜しんで『ライブチャット』に没頭する毎日で、男にうつつを抜かしているより稼いでいる方が楽しかったと。当時稼がれた金額は、男性サラリーマンの平均年収をはるかに上回っていて、貯めるだけ貯めたので、そのままドロンしたとのことです。
そう言えば、当時、M代さんはいつの間にか『ライブチャット』から忽然こつぜんと姿を消し、連絡もつかなくなっていた記憶があります。
そして久しぶりに再会した彼女はもういい大人の女性で、お子さんがいますが、旦那さんとは子どもが幼いうちに別れていて、彼女が家計を支え、ご両親が生活面のサポートされていたようでした。
その時も連絡先を交換して「あらためて近々食事でも」という話にはなっていたのですが、お互いが多忙で、しばらく連絡もとらないうちに、昔と同じく彼女は『ライブチャット』からまた忽然こつぜんと姿を消していました。もちろん、特に私たちの間に何があったというわけではないので、今なら連絡すれば応えてくれるはずですが、私も昔ほど子どもではないので、そっとしておきたいと思います。

【第十二話】に続きます・・・。

※当ブログはほぼ私個人(目線)の私見と体験談で構成しています。私以外の登場人物に対してのプライバシーに配慮し演出をかけている場合があります。ご承知おきくださいますようお願いします。
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