2人きりの夜に
本日もご訪問ありがとうございます。『恋の鉄人285』です。※このブログに初めて訪問された方はコチラ【第一話】
【第百十六話】
前回までの恋の鉄人285は。。。) T春さんが海外から日本に帰国するタイミングで食事することになりました。最初に会った瞬間に言われた「小さいね」の一言にショックを受ける私(笑)。久しぶりの日本での食事やショッピングに羽を伸ばしている彼女。そんな初めて会った彼女と今日は一つの部屋でお泊まりの予定。
夕食は地下鉄の銀座某駅で下車してすぐのファッションビルの上階にある少しおしゃれな焼肉屋にしました。T春さんがワインを楽しみたいと言っていたので、ワインをフリーで飲めるというこの店に決めたのです。とは言え、実は私も彼女もあまり口にしたことのないというホルモンがディナーの半分を占めるメニューで、果たして口に合うのかどうか不安ではありました。
本当なら1杯1,200円ほどするというワインを手にして乾杯。まず最初に出された生の牛肉のにぎり寿司を口に入れた彼女は満足げな顔をしています。あまりにも美味しげに食べるその姿に「私の分もあげるよ」というと喜んで2つ目も口の中に運んでいました。その後に運ばれてきた牛の赤身の部位違いが4種類とホルモンが8種が運ばれてきましたが、意外や意外、赤みだけでなく、ホルモンも美味しく食べることができました。T春さんも「家族は好きでよく頼んでるの見てたけど自分では口にしたことがなかったの。でも今日でホルモンのイメージが変わったかも」といたく喜んでいました。お酒に関しても、ここに来る前には「飲むには飲むけれどそこまで何杯も飲まないよ」と言っていた彼女だったのですが、飲みやすさもあってか結局ワイングラスに4杯ほど飲んでいたようです。ただ、いいワインは悪酔いしないという定説通り、彼女の足取りを見る限り、さほどの酔いはきていないようでした。


時間通りほぼ今日の予定を終え、あとは部屋飲みをして寝るというところ。ホテル近くまで帰ってきて、コンビニに寄って夜食の買い出し。飲んでいる割には焼肉の時から寒い寒いと言う彼女。風邪でもひいてしまったのかと心配になります。コンビニで買った辛口のスープを、部屋に帰って早々に口にしていました。私はカップラーメンを買ったものの、さすがにまだ満腹感で食べるに至りません。家族でよく行ったディズニーリゾートで遊んだ後、ホテルの部屋に帰ってきて食べられるように、家から小さいカップラーメンを持ってくるのがルーティン化していたことを思い出します。そんなにお腹も減らないけれど、お風呂のあとにちょっとだけお腹に何か入れたい時にはちょうどいい感じでしたから。でもまだけっこうお腹は満たされていてまったりと窓から見える景色を眺めていました。
そんな沈黙が続く時間を気にしたのか、おもむろに彼女が「もしかして今日、楽しくなかった?」と問うてきます。私にしてみればまったくそんなことはないのですが「チャットや電話ではもう少し楽しそうに口数も多いのに今日はそんな感じではないよね」と、楽しんでないうふうに見受けられたらしいのです。正直、意識している一人の女性を目の前にして、しかも泊まるという状況で、それなりに緊張もするし、自分をどこまで抑えられるのかも不安でしたから、頭の中でいろんな思いがめぐって大変な状態ではありました。「このまま彼女に何もしないで寝させてあげるほうがいいのか、それともオトコたるものそれなりの行動を起こすほうがいいのか」なんて考え出すとまったく答えが出ません。なんだかんだ、あらためて私の過去の恋愛話をしていた流れで、T春さんが「もっと自分の気持ちをストレートに表現してもいいんじゃない?」というようなことを言ったものだから、それまで一生懸命自制していたつもりだったのに「こんな状況で大人しくしてる必要はない。自分の思うようにしたら?」と言っているように勝手に自分の頭で翻訳してしまいます。

ワインを飲んでいるせいもあり、T春さんもそろそろ眠そうにしているので、まず私が「お風呂入ってきたら?」というと、彼女に「先に入ってきていいよ」とすすめられたので手短に入浴を済ませて、続けて寒い寒いと言っていた彼女が入ってきます。先にさっぱりした私は、ツインベッドの片方に寝転びながら、見てもしないテレビを眺めて、頭の中では彼女のさっきの言葉がグルングルンと回ります。ほどなくして髪を乾かした彼女が「あ〜、さっぱり」と言いながら出てきます。
それからどれくらいの時間が流れたでしょうか。自分でもよくわかりません。でもやはり彼女のさっきの言葉がひっかかり、とうとう行動に出てしまいます。おもむろに彼女の入っているシーツごと彼女を強く抱きしめます。「何?何?どうしたの?」というT春さん。頬っぺたや首筋にキスをして、とうとう唇に到達。「ちょっとダメ」と一応は拒否る彼女の手にあまり力は入っていません。割と長く深いキスをしてしまった私たち。でも残念ながら彼女はそのまま受け入れてくれるというわけではなく「ちょっと落ち着いて」と私を諭し、体を起こして引き離します。彼女の少し困ったような表情を見て私も我に返り、彼女から離れて自分のベッドに戻りました。
「やっぱり信じて泊まろうと思ったのが間違いだったのかなぁ」と痛い一言を放たれて、私も返す言葉がなく「ごめん・・・なさい」と謝るしかありませんでした。考えたらそりゃあそうですよね。人の奥さんが今日初めて会った男と予期せず深い関係になってしまったら、旦那さん、いや子どもに申し訳が立たなくなるわけで。変に攻防を展開したせいか、さっきまで寒いと言っていた彼女も「なんか暑い」と言いながら、こちらに背中を向けていつの間にか寝入ってしまっていました。私もすやすやと眠る彼女の寝息を聞きながら、灯りを消して眠りにつきました。

私が寝入ってしまうといびきがうるさいかもと気にしながら寝たり覚めたりして迎えた次の日の朝、彼女より先に起きた私はシャワーを浴びて目を覚ましました。今日もよく晴れています。しばらくして目を覚ました彼女もバスルームに。彼女の出てくる時間を見計らって朝食のルームサービスをオーダー。お風呂から出た彼女が身支度を整えつつあるくらいのタイミングでルームサービスが到着。まぁ言わば卵料理などの簡単なメニューですが、こういう時にしか贅沢を味わえないのでホテル時間を堪能していました。
今日は別の予定があるという彼女。先に部屋を出て行きます。あらためて「昨日はごめん」と言う私。続けて「また、いつか会えるかな?」と問うてみると「またいつかね」と返してくれました。身支度を終えて「じゃあね」とドアを開けて部屋を出ようとする彼女に、私は部屋の中ほどで手を広げてハグを求めます。笑いながら「仕方ないなぁ」と再度戻ってギュッとハグをしてくれ、もう一度「じゃあまたね」とドアの向こうに消えて行きました。
私もその日、昔の仕事場でお世話になった先輩を訪ねる予定があり、そのままさいたままで向かって懐かしい面子と久しぶりに再会。ランチを共にしながら昔話に花を咲かせていました。そうしてひと通りの予定を終え、週末の東京訪問を終えました。
今回のT春さんとの出会いも、以前に話したZ子さんとの顛末(【第七十三話】)と同じく、チャットで初めて会話した時は燃え上がったものの、実際に会ってみたら少しずつ何かが違っていたのでしょう。あ、もちろんT春さんの方の私に対する印象が、です(笑)。彼女は私に「もしかして、楽しくなかった?」と聞いていましたが、多分、それは彼女自身が感じていたことだからではなかったかと思うのです。確かに私も彼女が人の奥さんでママであることを完全に忘れることはできるはずもなく、どこかで本気になってはいけないとブレーキをかけていた節はあると思います。そして、あの夜の行動で、それにより彼女がどういう反応をするかによって今後が決まるとも思っていました。結果、すべてを受け入れてもらえることはなく、かえって私も執着することなく諦めがついたような気がします。
もちろん、東京から帰ったあとも、しばらくT春さんと連絡はしていました。でも、会う前との温度差はやはり大きかったのか、あの夜の行動が影響したのかは定かではないですが、徐々にお互い連絡の頻度が落ちていき、そのうちにLINEのリストから彼女の名前は消えていました。
【第百十七話】に続きます・・・。
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