距離感は縮まらず
本日もご訪問ありがとうございます。『恋の鉄人285』です。※このブログに初めて訪問された方はコチラ【第一話】
【第百二十八話】
前回までの恋の鉄人285は。。。） Ｍ緒さんの地元での会食は、2人きりでのものより、少しギクシャクとして微妙な距離感のものとなりました。後半ではもう少し距離を縮めることはできるのでしょうか。
やっと会食できるほどになったＭ緒さん。ただ、彼女の友だちがいっしょですから気の遣い方が変わります。本人より、友だちの方に多く話しかけたりして、なるべく疎外感を与えないようになどと思っていましたが、そもそも2人は古き良き仲のようなので、この時、一番疎外感を味わっていたのは紛れもなく私自身なんですけどね(笑)。
いや、ただもちろん、この方法はアリだと考えます。こんな風に、初めて会う人間、特に男が相手となると、どんな奴かもわからないですし、何かあっても(あってはいけないですが)対処はしやすいと思います。チャットレディの方には、仲良しの男性会員に対して、いっぱいしゃべってくれて恩返しはしたいし、「会いたい」と言われるけれど、やはり一人では不安という場合は「お友だちといっしょであれば」ということで解決できるかもしれません。逆に男性会員で、どうしてもオキニと会いたいと言うのであれば「友だちと2人でならどう？」と提案してみてもいいかもしれません。『ライブチャット』の仕事をしていることを友だちにも言っていないという女性も多いので、なかなか難しいとは思いますが。
同じチャットレディ同士でなら可能かもしれませんね。ただ、先述したように、仲良しの間に割って入るような感じになるので、なかなかの距離感と疎外感に苛まれる恐れは大きいです。あとは食事代やお茶代はすべてこちらが支払うことになるので、予算は倍かかるということを理解しておく必要があります。まぁ、チャットレディの２人共と元々仲良しであれば、完全にオフ会のようなノリでいけるかもなのでまた話は変わるかもですけどね。会員も複数人集まってとか。それはそれで楽しそう！私もいつかやってみたいですな(笑)。
さて、おなかが一杯になったので、腹ごなしに近くのショッピングセンターに行ってショッピングをすることに。地図上ではそう遠くはないのですが、さすがにこの炎天下で歩いていくには過酷そうです。大通りに出たのでタクシーをピックアップ。女子２人は後ろ、気を遣い、私は助手席へ。乗車すること５分くらいで目的のショッピングセンターに到着。
２人とも生活圏内なのでここへはたまに来るらしいですが、久しぶりとのことでショッピング欲がわいているようです。女性のショッピングに付き合うこと自体は、ご存知のように何度も経験しているので問題はないのですが、女性同士のショッピングとなると、自分の立ち位置に少し戸惑いますね。ずっとＭ緒さんのケツを追っかけるわけにもいかないですし、結局、彼女たちの入る店の前に立って、その様子を遠巻きに眺めているか、自分の興味のありそうなものを見ているかのどちらかしかありません。なんだか仲良しカップルの間にいるおじゃま虫のような気分になってきました。
ある程度、いろんなところが見れたようで「お茶でもする？」とＭ緒さん。「うん、そうしよっか」とエリアにあるカフェでそれぞれオーダーしたドリンクを手に席につく私たち。Ｍ緒さんが平日休みの会社勤めなので、どこに行っても空いているのが助かります。
結局、Ｍ緒さんと2人きりになれるチャンスがほぼなかったので、そんな艶っぽい話もできることもなく、当たり障りのない会話で終始している間に、なんと外は土砂降りの雨が降ってきたようです。これ以上、ここに粘っても進展することもなさそうなので「そろそろ帰るよ」とＭ緒さんに伝えると、彼女は少し申し訳なさそうに「ごめんね」と一言。「いや、だいじょうぶ」と返すと「どうやって帰るの？」と聞かれ、元々ここが郊外のショッピングセンターということもあって「タクシーで駅まで行くわ」と。彼女たちはここに友だちの車で来ていたようです。後ろにチャイルドシートを載せてあるので３人乗車は無理だからとステーキ屋まではここからタクシーでの移動だったよう。私も近くのタクシー会社は調べ済みで、15分ほどで乗場に着くといいます。「じゃあまたね」と駐車場に向かう彼女らと離れてタクシー乗場に向かうと、雨はますます激しくなってきました。多分あれが依頼したタクシーのはず、と近づくと別のおじさんがスルッと乗って行ってしまったのです。「え？」とあっけにとられていると続けて別のタクシーがやってきます。「いいですか？」と言うとやはり予約車のようですが、「さっき待ってた人が私の頼んだ車に乗って行っちゃったみたいなんで、その人の依頼された分ですかね？」と言うと「一度、確認しますね〜」と無線でゴニョゴニョ。やはり予想通りで、先の人の早とちりだったもよう。大雨なのでスムーズにタクシーに乗れて助かりましたが、ここまで来て滞在時間がたったの3時間半でした。この雨は涙雨なのでしょうか(笑)。タクシーの運転手さんと地元トークに華を咲かせながら、新幹線の停車駅まで20分程度で到着。結構、緑多い自然の中を走るのは、田舎に戻ったような気分になり、これはこれでなかなかいい思い出にはなりました。新幹線に乗ってしまえば大阪までは直通なので、あとは寝てるだけ。なかなかの弾丸ツアーでしたが、ある意味良い体験になったのではないかと自分に言い聞かせるしかありませんでした(笑)。
【第百二十九話】に続きます・・・。
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