【恋鉄・恋愛ブログ】第百五十話〜ジモ友・F里さん 其の五

映画館story

焼肉デート

本日もご訪問ありがとうございます。『恋の鉄人285』です。※このブログに初めて訪問された方はコチラ【第一話】


【第百五十話】

前回までの恋の鉄人285は。。。)
今度はF里さんとホワイトデーに約束です。彼女がお返しに選んだのはキラキラでおなじみ『スワロフスキー』のボールペンでした。どこまでもお嬢さんのF里さんでした。

F里さんと食事を初めてして以来、だいたい2、3ヶ月に一度くらいのペースで会っていることになります。下手すれば、付き合っていたU子さん以上のペースになります。でもF里さんは、U子さんよりドライな人ですから、我々の関係性は出会って以降、まったく変わることはありません。そもそもF里さんはまだ若いので、私など眼中にはありません。それでも、私はこの関係性に満足しています。このお互い一定の距離がある異性の関係に変に恋愛感情が入ることで、こうして連れ立っていろんな場所に行けたり、コトを体験できたりする機会が失われる方が損失が大きいと感じます。いや、若い女性だからいっしょにいるというような単純なものでもありません。やはり、いっしょにいて楽しいからいっしょにいるのです。せっかく楽しいのだから、それだけで充分でないかと思ってしまうわけです。
今回はもうポカポカと暖かい日差しの多くなる5月。以前にF里さんとのチャットで“美味しい焼肉屋さん”の話になった時、私のオススメである(以前、U子さんとも何度か行っている)鶴橋に程近いあのお店のことを話すと「一度行ってみたい!」ということになり、急遽きゅうきょ、GW中にF里さんと焼肉ランチをすることになりました。


お昼前に鶴橋駅前で待ち合わせた私たち。この時間はもうこの辺り一帯、焼肉の匂いで充満しています。例の店は、この鶴橋から少し歩かないといけない立地。もちろん12時に予約済みなので席の心配はありません。店に近づくと店の外側にまで待っている人が見えます。中にも席空きの順番で人が多い状態の中、予約の名を名乗り、座敷席へと案内されます。メインはもちろん焼肉ですが、ついてくるスープの種類によって分けられています。石焼ビビンパも人気です。テールスープが付いてくる焼肉セットをオーダーし、「これからどうする?」とスケジュールを決めます。「映画でもみようか」と彼女が検索してくれたところ、この頃ある“マーベル映画”をやっていたようです。2人ともマーベルには大して興味はないものの「映画館でなら見るべきはこういうドッカンバッカン映画よな!」と意見は一致し、スマホで時間と座席を先に確保しました。

美味しい焼肉は大人気(画像はイメージ)

U子さんも気に入っていたここのランチ。F里さんも「美味しい」と言ってくれて、まずはひと安心。スープのボリュームもそれなりにあるので結構毎度お腹いっぱいになります。味にもお腹も満足したので、さぁそろそろ映画館のあるキタに向かいましょう。
この映画自体が長いせいか、この時間帯を逃すと次は夕方になってしまうとのことで、案外、昼食後から上映までの時間がなかったため、お茶の時間も取れずにいました。そこでF里さんが「飲みもん、買ってくるよ」と気をかせてくれます。ドリンクを片手に席につく私たち。もちろん、前知識も人物相関図もわからない状態。知っているキャラクターもところどころに出てくるけれど、とりあえず大画面で観るドッカンバッカンを単純に楽しんでいました。意外にF里さんがシリーズで見て知っている女優の出演などもあり、お互いそれなりに「おもしろかった」と言える映画鑑賞になりました。


その後のディナーには予約がしてあります。前回とはまた違う店でのアジア料理です。この店は、以前このブログで結局一番ダメな別れ方をしてしまったE加さんと、もちろん仲違なかたがいをする前に一度来たことがありました。F里さんと前回行った店が、結構本格的なベトナム料理だとすれば、こちらはどちらかと言えば、日本人好みにアレンジしてある風に思えました。簡単に言ってしまえば、前の店より味がしっかりしているという感じです。雰囲気も内装もオリエンタルチックに仕上げてあり、いつ行ってもほとんどのお客さんが女性であったという印象です。ちなみにこの店も、今やチェーン店として展開していた店舗がすべて閉店してしまっているらしいです。時代は流れていきますね。
私がオーダーしたトムヤンクンに入っている緑の唐辛子を思い切りかじってしまったせいで、しばらく口の中が大火事(笑)。ただ、店の空きを待っている人もたくさんいたのもあって、店を変えてお茶をしに行こうということになりました。場所をルクアのカフェに移し、なかなかおさまらない口の中の火事をアイスコーヒーで必死に落ち着けます。カフェにいた人の気配も薄れ、そろそろ時間も遅くなってきました。あまり付き合わせることもできないので、休憩もそこそこに、次の約束をして、彼女を改札まで送り届け、私も自分の交通機関を乗り継いで帰路へつきました。

【第百五十一話】に続きます・・・。

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