大阪を楽しんでもらおう4
本日もご訪問ありがとうございます。『恋の鉄人285』です。※このブログに初めて訪問された方はコチラ【第一話】
【第百六十話】
前回までの恋の鉄人285は。。。） 『ライブチャット』で出会ったＫ子さんと、彼女にとっては初めてという『海遊館』を訪れ、地元にはさほど大きな水族館などないということもあってか、とても楽しげに見てまわれたということでした。その後はディナーに出ましたが、彼女の中での心残りは、大阪らしいフードを体験できなかったことみたいです。すみません、私があんまり粉もん好きでないために(笑)。
遠路はるばる大阪まで足を伸ばしてくれたＫ子さんとの大阪デートも今日でおしまいです。ＬＣＣでの都合の良いフライトは意外に時間が限られていて、彼女の帰りの便をもお昼ちょい過ぎ発ということで、割と早めにホテルを出て目的地に向かう予定にしています。
昨日はなんだかんだ結構な距離を歩いたということもあって、夜中に目が覚めるというようなこともなく、グッスリ眠れたようです。Ｋ子さんにも伝えてありますが、チェックアウトは朝９時半としていました。ただ、もうキタに戻ることもないので、荷物を携えながらの移動となり、今日はさほど行動範囲を広げる予定はありません。というより、昨日の時点でミナミ〜中央〜キタと結構詰め込んだプランを実施したのでもう十分でしょう。
Ｋ子さんには大好きな人気キャラクターがあり、地元にはあまりそのグッズを売ってないという風に聞いていたので、あらかじめそのキャラのショップがたくさんありそうな店を調べてみたら、天王寺にみつかりました。そこで、彼女が手に入れたいと思っているグッズがあるかどうかはわかりませんが、とりあえずその店を目指して梅田から天王寺に向かいます。
天王寺というのは、なんばや心斎橋を指すミナミエリアよりさらに南に下がったエリアです。大阪は南に下れば下るほどディープさを増すことから、ディープサウスと言われることがあります。目的地の天王寺周辺は、今は新たに開発・整備され、さほどではありませんが、私たちが子どもの頃は、生活困窮者や路上生活者がたむろする場所でもあり、故に治安的な面で恐れられていた地域でもありました。もちろん、アメリカなどのそれと比較すると全然レベルが違っていて、そこにいれば命を奪われかねないというようなことはまずありません。しかし、何らかの事情があってそこに行き着いたという人が多いせいか、外部からの侵入に関しては異常なまでに反応したり攻撃的になってくるので、怖いというイメージがついてしまっているのです。
まぁ橋本知事〜市長時代に、徹底的にここの改善を施してきたので、ずいぶんとイメージは良くなりましたが、まだ一部そういう層の溜まり場が残っているのと、なかなかイメージの脱却には時間が要するということなのでしょう。キタやミナミのイメージとは少し違った、下町のイメージが残っています。逆にそのせいで、この地域の宿泊施設や飲食店は比較的価格も抑えられていて、そんなイメージを気にしていない外国人のバックパッカーなどにはウケているようです。もちろん開発されている地域を歩いている分には、そうした下町のイメージを感じさせることはありませんし、県外から来た人はまったく気づかないかもしれません。
もちろん私がＫ子さんをエスコートする動線にもそんなディープなイメージを感じさせる場所はありません。まずは彼女の好きなキャラクターの店舗の入るショッピングビルに入ります。日曜と言えど、開館時間の間もないビルはさすがに閑散としています。あらかじめ下調べしてあったので、店舗を見つけるにはさほど時間は要しません。見た感じは割と面積があり、商品は充実してそうです。果たして彼女の欲しいものは見つかるのでしょうか。後に聞いたのですが、その時に彼女が欲しかったものというのはそのキャラクターの「お弁当箱」だったそうです。たしかその時はお気に入りのものがなかったのでお弁当用の「おはし」と「はし箱」のセットを買ったのだと思います。もともとその欲しいものというのをプレゼントするつもりだったのでその「おはしセット」を買わせてもらったのだと思いますが、今でも大切に使ってくれているとのことでした。
買物を終えた彼女にどうしても食べてもらいたかったものがあって、昨日の晩御飯がまだお腹に残っている感じで朝ごはんを抜いているくらいなのに、半ば無理矢理連れてきたのは「甘党まえだ」。昔はお参りにと天王寺に出かけた際に土産で母親がよく買ってきた、思い出深い、しかもそこいらのコンビニのそれとは一線を画す、米粉で作られたしっかりした団子に焼きあとが残り、そこにからむ甘いタレがまた絶妙。さすがに朝イチで口にするものではないかもですが、チェーン展開されてからもあまり味に変化がないことがおすすめポイントです。このご時世、１本から買えるのもいいところです。
これで少しお腹は満たされてしまいましたが、そろそろ時間はランチタイムを迎えます。
【第百六十一話】に続きます・・・。
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